2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

脳内麻薬

おとといから「私はピアノ」、きょうから「眠れぬ夜」をヘビーローテーションで聴いているが、サビが脳内麻薬を分泌させるトリガーになっているらしく、聴いている間は疲労感や不安感などのネガティブな意識がどこかに飛んでいる。しかし、聴いていないとき…

眠れぬ夜 - 西城秀樹

偶然、高田みづえさんの「私はピアノ」と同じ1980年リリースだと、ライナーノーツを見て知った。もともとメロディーラインがいい上に、船山基紀さんのアレンジが時代に合わせてあって心地いい。もちろん、今聴くとそれなりに古さは感じるが、オリジナルのオ…

そして、苦しいときの……

きょうも新井薬師に行ってしまった。祈ったのは、苦悩の日々が早く、いい形で終わりますように……ということだった。その後、隣町、沼袋の氷川神社でも同じことを祈ってしまった。西武新宿線の車窓からいつも見ていたが、訪れたのはきょうが初めてだった。

天使

守護神が本当にいらっしゃるのなら、僕をお守りくださっているその方はそうとういたずら好きらしい。精神的に弱っている僕と、手を伸ばせば届きそうなのにきっと届かない、かわいすぎる天使を引き合わせるなんて……。 きょうから、僕の新たな苦悩の日々が始ま…

私はピアノ - 思い出したきっかけ

実は、「まほらば」の桃乃 恵嬢の、原作にあるらしい設定を思い出したことだった。もう一度、楽しいピアノを弾かせてあげたいかな、と……。言葉で大きな失敗をしたことが原因で、自己表現がまともにできない時期があった僕は、彼女の挫折が人ごとに思えなかっ…

私はピアノ - 高田みづえ

先週から、25年前のヒット曲、高田みづえさんの「私はピアノ」のサビの部分が頭の中で流れ続けていた。きょう、そんな状態に我慢できずにAmazonに注文した2枚組のベスト盤が届いたので、早速聴いている。作詞と作曲はサザンオールスターズの桑田佳祐さんで、…

刻一刻

仕事中に母から電話があり、先週退院したばかりだった父が再び入院したことを知った。父は直腸から転移した末期の肝臓がんだ。本人は自宅から通院することを望んでいたが、体はそれを許してくれる状態ではなかったらしい。 前にも書いたが、僕は、父が今のよ…

後遺症

まだ、先々週の手術の麻酔によるものと思われる後遺症がある。あくびなどで口を大きく開けると左あごが痛む。また、左前側の歯ぐきが冷たい物を口に含むと染みる。舌自体にも違和感があり、ときどき痛むことがある。少しずつ快復してきてはいるが、しばらく…

幸せ

昨晩は熟睡できた。毎週書いているような気がするが、「まほらば」の自分への影響の大きさをあらためて感じている。全話の放映が終わり、DVDをすべて購入したら、僕はどうすればいいのだろうか。そのまま鳴滝荘や梢ちゃんたちを想い続けられるか、あるいはほ…

唐突すぎて

脱線事故のニュースを見ながら自分の病のことを思ったら、突然涙があふれてきて、「怖いよ」とつぶやきながら頭を抱えた。これもまた、深層心理と関係しているのかもしれない。厄介だな……。

JR宝塚線(福知山線)

お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りします。また、おけがなさった方々の一日も早いご快復をお祈りします。 お亡くなりになった方々は、その瞬間何をお考えになっていたのか……。こういう事故は、最悪の別れ方だと思います。胸が詰まります。

乖離

乖離(かいり) :そむき離れること - ベネッセ「表現読解国語辞典」より けさも、ハードディスクレコーダーが動く音で目が覚め、録画が終わったのと同時に再生を始めてしまった。もちろん「まほらば」だ。今回は1時間で2本だったが、後半の「そらのいろ」を…

どん底

きょうは、退院後一番かもしれないと思うほど、精神状態が悪化した。自分が信じられない状態に陥り、ポジティブな自分がネガティブな自分に辛うじて勝っているような状態だったので、少しでもネガティブなことを考えないでいられるよう、いつもの散歩コース…

めまい

僕は、きょうのように精神的に不安定になると、体調にも異変が起きることがある。今までは息が切れることが多かったが、きょうはそれとめまいがしている。きょうは実家に行ったが、クルマを運転しているときには集中しているせいか気にならなかったが、今は…

逃避

きょうは、昼過ぎから不安と孤独にさいなまれ始めたので、それから逃れるためにまた新井薬師を参った。きょうはただ一つ、「迷える人間をお導きください」とお祈りした。きょうは、精神的に落ち込むようなきっかけがあったわけではなかったので、いつも以上…

「そこまでして生きたくない」

大学時代、僕の糖尿病治療用のインシュリン注射器を見た同級生に言われた言葉。その場では聞き流したし、その人を恨んだりはしていないけれど、精神的に不安定なときに思い出して、しばらく囚われる。

抜糸、そして弔い

きょうは、先週の手術の抜糸だった。傷に問題はなく、除去した舌下腺の袋も悪い物ではないということで、ほっとしている。引きつった感じは残っているが、そのうちなじんでくるだろう。 帰りに、JR中野駅から歩いて、新井薬師に参ってきた。先日亡くなられた…

恩返し

僕は今まで、いろいろな人に支えられて生きてきた。母、最期まで僕のことを気にかけてくれていた祖母、尊敬はできないけれど感謝はしている末期がんの父、3歳の肺炎、16歳と20歳の糖尿病、去年のがんのときの主治医や看護師さん、そして友人たち。生きる力を…

冷たい雨

勤め帰り、駅を出たら、冷たい雨。お気に入りの水色の傘を広げて、部屋へと急いだ。君の街はどんな天気だろう。もし雨なら、僕と同じようにお気に入りの傘を広げて、家へと急いでいるだろうか。 思春期の恋みたいだけど、君と相合い傘で歩くのが、僕のささや…

ふるさと

ここは東京、僕のふるさと。砂漠やジャングルじゃない、僕が生まれた所。夢を見て、夢を叶えようとして、夢に破れても、僕が帰るのはここ、東京。街並みは変わっていくけれど、僕の軌跡は残るから。 夢を見て、夢を叶えようとして、夢に破れて、東京から離れ…

生きている証拠

緊急手術から4日目、出血はなくなったようだが、食事を取ると相変わらず痛い。痛いのは生きている証拠、と自分を納得させようとしているが、今度の金曜に抜糸できるのかどうか、心配になってきた。 有名ながん患者でbloggerでもあった方が亡くなられたらしい…

春よ、来い

僕の心に、知らぬ間に降り積もった雪。その重みになんとか堪えてきたけれど、そろそろ限界が来そうだ。 春よ、来い。早く、来い。希望の芽吹きが待ち遠しいぞ。

運命

最近、運命を感じることが多い気がする。もちろん、病気によって、そう思いたいとか、思い込んでしまうことも多いんだろうけれど。 一つは、やはり「まほらば」との出会い。今回の話にはちょっと元気づけられたりした。出会いと別れ、僕の場合、自分が相手の…

楽しみと苦しみと

「まほらば」の放映日が来た。何度も書いているが、アニメに対する期待と不安を心の深いところで感じるなんて、がんになる前には考えられないことだった。キャラクターと作品世界が切り離せないことが、これほどまでにつらいとは……。

彷徨える精神

きょうは、恒例の新井薬師前から笹塚経由で西武新宿までの散歩をしてきた。きのう行った新井薬師に、きょうも行ってしまった。手術した部位は少しずつ痛みが和らいでいるが、平癒をまた祈ってきた。もちろん、縁結びも。しつこいと御本尊に嫌われるだろうか…

震える心

今の僕は完全に弱気になっているようで、実家で母と父のがん保険の話をしていたとき、「(保険に入る前にがんになった)オレは、再発したらあきらめろということだな」などと言ってしまった。「(金銭的なことは)大丈夫だから」と母は言ってくれたが、僕は…

脆弱な魂

きょうは、きのう手術した舌の痛みに耐えかねて、新井薬師と、中野通りを挟んで向かい側にある北野神社に参ってきた。「苦しいときの神頼み」を地で行っているが、10分程度の簡単な手術で、精神的にも肉体的にもここまで追い込まれるとは思っていなかった。…

緊急手術のち萌え

……と書くとちょっと大げさかもしれないが、きょうの定期検診のときに、舌下腺が詰まってできた袋を切除した。今、半年ぶりの強い痛みを感じている。再発や転移ではないのが幸いだが。来週の金曜日に抜糸する。 きょうは糖尿病の定期検診でもあったが、そちら…

君は天使じゃない。そんなことはわかっているはずなのに、君の背中に羽が見える。どうしても、君が僕を救うために来てくれた天使に見えてしまう。そんな僕の、勝手な恋を許してほしい。君なしではもう生きていけないんだ。

小さな幸せ

久しぶりに、2chのがん関係のスレッドに書き込んだら、僕のことをお覚えくださっていた方がいらっしゃった。2chで目頭が熱くなるほどうれしくなることがあるなんて。ありがとう。